風鈴の音に導かれ、蓮に包まれる─旅館で過ごす涼やかな夏

今年から始めた新たな試み、風鈴の渡り廊下。 そよ風に揺れる音の粒が、暑さでざわついた心をそっと整えてくれます。 廊下を進むにつれ、耳に残る澄んだ音色とともに、訪れた方の気持ちも少しずつ涼やかに・・・(9月中旬頃まで予定)

風鈴の音に導かれるように渡り廊下を抜けると、目の前に広がるのは松泉湖の水面。 そこには、見頃を迎えた蓮が一面に咲き誇り、湖の桟橋までも覆うようにその葉が優しく包み込んでいます。 水辺の静けさに蓮の凛とした美しさが重なり、まるでひとつの庭園画の中を歩いているかのよう── 朝の時間帯には、花々がよりみずみずしく、幻想的な風景を見せてくれます。

大浴場では、源泉浴槽の“ぬる湯”がお待ちしています。 暑さを忘れたくなるこの季節、36.5度の柔らかな温泉は、ほどよい温もりで身体にやさしく寄り添います。 熱すぎず、冷たすぎず──ゆったりとした時間の中で、心身ともにほどけていくような感覚を味わっていただけます。

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